1.4&1.5東京ドーム大会での4つのサプライズ予想
- 2021.12.31
- 新日本プロレス
- WRESTLE KINGDOM

年末から年始にかけ、スターダムの両国国技館大会、GLEATの東京ドームシティ大会、そしてNOAHの日本武道館大会とビッグマッチが続きますが、やはり注目は1.4&1.5のWRESTLE KINGDOM東京ドーム二連戦です。そこで、この二連戦でどのようなサプライズが起きるのかを予想したいと思います。
Xとして鈴木みのるが登場
柴田選手の復帰戦のルールはキャッチ・レスリングルールということに決定しましたが、その対戦相手はXとして伏せられたままです。過去の記事でXについて予想してきました。
Xが成田である3つの根拠とそれに対する反証 – プロレス生活
この2つの記事で有力候補として名前を挙げていたのは、高橋裕二郎選手、クラーク・コナーズ選手、アレックス・コグリン選手、成田蓮選手でした。しかし、1.15シアトル大会で成田選手がジョシュ・バーネット選手と対戦するということが発表されましたので、Xが成田選手であるという線は完全に消滅しました。成田選手が1.4に東京ドームで試合をしてからアメリカに戻るということも日程的には可能です。実際に、ロッキー・ロメロ選手は1.13のWCProの大会に参戦することが決まっています。しかし、ワンマッチのために成田選手を登場させるメリットはあまりないように思います。コナーズ選手、コグリン選手も参戦は可能でしょうが、Xとしてはインパクトが薄いでしょう。個人的には裕二郎選手が見たいとは思います。しかし、House of Tortureとして極悪ヒールの方向へ向かっている裕二郎選手がここで登場することでユニットとしてのHoTの位置付けが揺らぐ可能性もあります。
こうした理由から、Xはここで挙げた4人ではないと考えます。そしてそのXは鈴木選手の可能性が高いと思います。鈴木選手はGLEATの12.30東京ドームシティ大会で、LEDET UWFルールのダブルバウトに登場しました。鈴木選手はニーパッドもレガースも装着しない、いつものスタイルでした。しかしこれだとLIDET UWFルールではミドルキックやハイキック、膝蹴りが禁止となります。そして鈴木選手は掌底と関節技だけで戦い、脇固めでギブアップを奪って勝利をしました。鈴木選手がこうした試合にもしっかりとマッチすることを再認識させられました。1.4の第4試合という位置で柴田選手の復帰戦の相手を務めるに相応しいのはやはり鈴木選手ではないでしょうか。
トペプロさんやnjpwboyさんも同じように鈴木選手と予想されているようですね。
柴田勝頼が東京ドームで対戦するXを予想 – トペスイシーダプロレスブログ
アーロン・ヘナーレがKOPW獲得
タイトル創設以来、ほぼ全ての期間にわたって矢野選手が保持していたKOPWですが、2022は違った展開も期待したいところです。この2連戦で試合にエントリーされていない選手のほとんどはKOPW2022争奪ニュージャパンランボーに登場すると思われます。ざっと名前を上げると、大岩選手、藤田選手、中島選手、矢野選手、鈴木選手、金丸選手、TAKAみちのく選手、永田選手、天山選手、ワト選手、小島選手、邪道選手、外道選手、ディック東郷選手、本間選手、真壁選手、DOUKI選手、ヘナーレ選手、タマ・トンガ選手、タンガ・ロア選手、ファレ選手、オーエンズ選手です。鈴木選手はXとして1.4の第4試合に登場すると予想しています。ユニット別では、本隊9人(ヤングライオン3人、第三世代3人、GBH2人)、鈴木軍3人、CHAOS1人、ユナイテッド・エンパイア1人、BULLET CLUB7人(ただしGoDは帰国しているかも)となります。CHAOSは本隊と共闘することが多いことから、事実上ヘナーレ選手が完全に四面楚歌となります。エンパイア入りしてからのヘナーレ選手の活躍には目を見張るものがあります。
また、ファレ道場では1月15日から新たなプロレスコースがスタートしますので、ヘッドコーチのファレ選手は帰国することでしょう。オーエンズ選手も1月8日にテキサスで試合が組まれているために1.5の後はすぐに帰国します。
こうしたことから、国内に残って引き続き参戦するであろうヘナーレ選手がKOPWを獲得し、KOPW戦線を盛り上げてくれると予想します。
1.5ダークマッチでオレッグ・ボルチン選手がデビュー
2日目の1.5でもダークマッチを行うことが発表されていますが、カードは未発表です。もちろんこれは1.4のKOPW争奪ニュージャパンランボーの結果次第ということも含んでのことでしょうが、それなりに意味のある試合が行われると考えています。そのカードとは、
永田裕志 vs オレッグ・ボルチン
であると予想します。オレッグ・ボルチン選手はカザフスタン出身でTEAM NEW JAPAN所属のアマレス選手です。当初は東京オリンピック後に新日本プロレスに入門する予定でした。しかし、オリンピック出場はならなかったため、目標を世界選手権に切り替え、現役を続けていました。
そして、10月にノルウェーで開催された世界選手権で5位入賞という結果を残し、新日本プロレスへの入門を表明しました。
試合を終えたオレッグ選手は「本当は金メダルを獲って新日本プロ
レスに入門したかったけど、今はレスリングをやり切ったという達 成感でいっぱいです。最後に世界選手権に出たいという自分のわが ままを聞いてもらった会社と永田監督には感謝しかないです。これ からは新日本プロレスに入門させてもらって、一所懸命頑張りたい です」と語っていました。 (新日本プロレス公式サイトより)
ボルチン選手はオリンピック出場を逃したとはいえ、フリースタイル125kgで2021年アジア大会を制しているレスリングエリートです。デビューにはそれなりの大舞台が用意されても不思議ではありません。また、すでに27歳ということもありますので、一足飛びにトップ戦線へと引き上げる可能性もあるだろうと思います。そしてそのデビュー戦の相手として相応しいのは、やはりTEAM NEW JAPANの監督でもある永田選手でしょう。
飯伏幸太がIWGP世界ヘビーへの挑戦表明
そして最大の注目は、1.5のメイン後にIWGP世界ヘビー級王座の次期挑戦者として誰が名乗りを上げるかです。過去にKENTA選手のような例もありますが、この二連戦でタイトルマッチを行った選手が次期挑戦者として名乗りを上げる可能性は低いです。また、海外の選手からの挑戦状という可能性もありますが、現状ではビザの関係でそれは難しそうです。ジェイ・ホワイト選手はSTRONGのリングでオープンチャレンジマッチとして外敵を迎え撃つ体勢に入っていますので、おそらくジェイ選手の可能性もないでしょう。仮に成田選手が柴田選手の対戦相手Xとして登場した場合にIWGP世界ヘビーへの挑戦もあるかとは思いましたが、Xの可能性がほぼ無くなりました。
1.5のメイン終了後のリングに誰が立っているかは分かりませんが、その前に飯伏選手が登場することに何の違和感もありません。3本のベルト問題を丸く収めることができるのは鷹木選手だとは思いますが、仮に鷹木選手が防衛できなかった場合にその役目を担えるのは2本のベルトを統一した飯伏選手しかいません。また、鷹木選手に対しては10.3愛知県体育館大会で勝利した時に「次、そのベルト、返してもらおうか」とアピールしていますので、誰が出てきても飯伏選手が挑戦するためのストーリーを作ることが可能です。飯伏選手の怪我がどの程度まで回復しているのかは分かりませんが、仮に2.20北海きたえーる大会でタイトルマッチが組まれるとするとまだ1ヶ月半もあります。希望的観測でしかありませんが、その時期あたりまでには試合ができるようになっているのではないかと期待したいところです。
以上、4つのサプライズ予想をしてきました。しかし基本的に予想は外れるものと思っています。2021年もたくさん予想をしてきましたが、これは当たった!というのはミステリオッソ選手がベイトマン選手、バレット・ブラウン選手と共闘したことぐらいのものでした。しかしこれに懲りず、2022年もさまざまな予想をしていきたいと思います。
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