CIMAの登場はGLEATとの本格的な交流の幕開けか?
- 2022.01.04
- 新日本プロレス
- WRESTLE KINGDOM

1.4WRESTLE KINGDOM東京ドーム大会は多くの見どころがありました。その中でも第0試合のKOPW2022争奪ニュージャパンランボーにCIMA選手が登場したことは誰も予想していなかった展開ではないでしょうか。
CIMA登場のサプライズ
多くのファンがこの東京ドーム二連戦で起こるさまざまなサプライズ予想をされていました。当ブログでもその例に漏れず、4つのサプライズを予想していました。
1.4&1.5東京ドーム大会での4つのサプライズ予想 – プロレス生活
他団体がらみでは、柴田選手の対戦相手Xが桜庭選手や船木選手ではないかというものや、あるいはNOAHの選手がニュージャパンランボーに登場するか、もしくはビデオメッセージという形で登場して1.8横浜アリーナ大会に向けて盛り上げるというものが見られました。しかしながら、GLEATの選手が登場するという予想をされている方はほとんどおられなかったと思います。そうしたこともあってか、「CIMA」がTwitterのトレンド3位(世界&日本)になっていたようです。
なんと #njwk16 が、いきなり世界トレンド1位獲得!
日本トレンドでは2位に浮上!
3位は、どちらもCIMA !!
みなさま、引き続きよろしくお願いします!
※新日本プロレスワールドでLIVE配信中!
⇒https://t.co/gfMZ2cG1tB※大会結果は
⇒https://t.co/zXmkXRi1W9#njwk16 #njpw50th pic.twitter.com/sjfPOTgmLa— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 4, 2022
GLEATの選手が登場するにしても、CIMA選手というのは非常に絶妙な人選だったと思います。ベテラン選手ということもあって新日本ファンの間でも広く名前は知られていますし、ニュージャパンランボーに参加している選手とのつながりもありました。CIMA選手がバックステージで語っていますが、ワト選手とも繋がりがあったということは初耳でした。
CIMA「ワト選手はメキシコで少し一緒になったことはあったんですけど、帰国されてからは一度も会っていないので。ただリング上で絡むことができて嬉しかったです。」(新日本プロレス公式サイトより)
GLEAT本隊のエース、ホープということであれば伊藤貴則選手や渡辺壮馬選手になるでしょうが、そうなると新日本ファンにはあまり顔も名前も知られていません。伊藤選手は旗揚げ戦でSHO選手と戦いましたが、それ以外の選手とのつながりはほとんどなさそうです。そういう意味では、伊藤選手や渡辺選手が出てくるのはこのタイミングではなかったということでしょう。
IWGPジュニア次期挑戦者はリンダマン?
この日のセミファイナルで勝利し、IWGPジュニアヘビー級王座の防衛に成功したデスペラード選手がバックステージで興味深いことを語っていました。
デスペラード「次は誰だい?誰かが腹決めてんのに、俺が別のやつの名前出しちゃうと、出鼻をくじいちゃうから言わないほうがいいんだろうけどもぉ・・・何か第0試合に面白いヤツが上がってなかった?別に彼がやんなくったってさぁ、彼のメンバーの中にジュニアのヤツが一人いたろう。一人か二人か。名前を出しちゃうと、ね、いろいろめんどくさいことになりそうじゃん?でも面倒くさいことは大好きだ。どっかいんだろう、リンダマン・・・あぁ、言っちゃった。何かさっき見かけたぞ、どっかでよぉ。何しに来たんだよ?まぁ、ただの付き添いか。まぁでもさ、花も葉も、種まかなきゃ出てこねぇからよぉ。俺は種をまく。ただそれに水をやるかどうかは新日本が決めることだ。そこら中に俺は種をまいてやるぜ。イヤだったら、直接言ってきてください。」(新日本プロレス公式サイトより)
デスペラード選手が口にしているということは、エル・リンダマン選手はCIMA選手の付き添いとして会場か控え室に来ていたのでしょう。 リンダマン選手とデスペラード選手はシングルはおろか、タッグで戦ったことも、タッグを組んだこともありません。もしかするとどこかの会場で一緒になったことぐらいはあるのかもしれませんが、少なくとも試合で絡んだという情報を発見することはできませんでした。
現段階ではデスペラード選手がリンダマン選手に純粋に興味を持っているので名前を出しただけなのかもしれません。SHO選手がGLEATのリングに上がって半年間、全く交流のなかった両団体でしたが、今回CIMA選手が登場したということで今後の定期的な交流というものが行われる可能性もあります。そうなると当然のようにこうしたタイトルマッチも行われるようになってくるでしょう。
新日本とGLEATはどのような形で交わる?
CIMA選手はバックステージコメントで次のようにも語っています。
CIMA「私をきっかけに、GLEATと新日本プロレス、何かしらを起こせるきっかけのひとつに、私自身の命を懸けて、なればいいと思いますね。」(新日本プロレス公式サイトより)
CIMA選手は#STRONGHEARTSというユニットに所属していますが、今回はGLEATという団体を背負っての参戦でした。コメントからも#STRONGHEARTSだけでなくGLEAT全体のことを考えている様子が伺えます。#STRONGHEARTSはユニットとしてWRESTLE-1やDDTに参戦し、現在はユニットごとGLEATに入団しています。またユニットとして海外の各地に転戦していたこともあります。そうしたことから、まずは#STRONGHEARTSが単独で新日本と交流する形というのが自然とも言えます。#STRONGHEARTSはGLEATの中でも人気のユニットで、12.30東京ドームシティ大会ではメインイベントでバルク・オーケストラとのユニット対抗カベジャラ・コントラ・カベジャラ戦を行なっていたことからも分かるように、GLEATの興行には欠かせないユニットです。そのため、新日本への参戦があるとしてもG1やBOSJのような長期間にわたるシリーズではないでしょう。まずはスポット的に参戦し、そしてニュージャパンカップにエントリーまで行けばかなり良い方でしょうか。
もちろん交流するとなれば新日本の選手がGLEATのリングに上がることも考えられます。徐々に選手が増えてきているとはいえ、GLEATの選手層はまだまだ薄いです。フリーの選手、あるいは全日本プロレスやみちのくプロレスなどといった他団体からの参戦選手を迎えて大会を行なっている状況です。SHO選手が旗揚げ戦に参戦して注目を浴びたように、基本的に鎖国状態の新日本の選手が1人か2人参戦することでGLEATが注目されるきっかけになります。新たなファンを獲得していくという意味でも悪い策ではありません。
私の希望でもありますが、新日本とGLEATは全面対抗戦という形でいきなりピークに持っていくのではなく、出し惜しみしながら少しずつ交流していくのが良いだろうと思います。また、全体的に新日本とGLEATでは選手同士の手が合いそうな気がします。少しずつ交流していくことで、両団体のファンにとって常に新鮮なカードを提供できるのではないでしょうか。
両団体の交流が今後どのようになっていくのかは未知数です。しかし、1.5でCIMA選手がKOPWを獲得することになれば、それは本格的な交流の幕開けを意味するでしょう。まずはKOPWの結果を楽しみに待ちたいと思います。
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