Lions Roarの参加選手の横顔
- 2022.02.05
- 新日本プロレス
- Lions Roar

新日本プロレスワールドで視聴可能なファレ道場のドキュメンタリー”Lions Roar”は、日本時間で毎週月曜日に公開されています。2月1日現在ではエピソード4まで公開されています。これは新日本プロレスNZ道場を兼ねるファレ道場に入門した14人の道場生が、プロレスラーとして新日本との契約目指して3ヶ月間のトレーニングを行う姿を追ったドキュメンタリーです。
- 1. 参加選手について
- 2. マイケル・リチャーズ(Michael Richards)
- 3. ジェイク・テイラー(Jake Taylor)
- 4. アンドリュー・ヴィラロボス(Andrew Villalobos)
- 5. ロイド・モーガン(Lloyd Morgan)
- 6. ウィル・アヴリル(Will Averil)
- 7. AJ・ヴィサージ(AJ Visage)
- 8. リチャード・ムル(Richard Mulu)
- 9. ダニエル・プルー(Daniel Puru)
- 10. イーライ・ペレニーズ・タイトー(Eli Perenise Taito)
- 11. トゥマナコ・テイ(Tumanako Te’i)
- 12. セバスチャン・マターズ(Sebastian Matters)
- 13. ティム・ヘイデン(Tim Hayden)
- 14. ミッチ・シューメイカー(Mitch Schoemaker)
- 15. ウォーレン・トーマス・ウォルターズ(Warren Thomas Walters)
- 16. オスカー・ミュンヒョー(Oskar Münchow)
参加選手について
ここに参加している14人は、2021年7月からのコースに参加しました。7月の第1週から9月末までの3ヶ月間、ヘッドコーチのファレ選手を中心として厳しいトレーニングを続けてきました。なお、映像のオープニングでは”13 Wrestlers enter the Dojo”となっているので、すでに新日本プロレスのリングに上がっているマイケル・リチャーズ選手はこの人数から外されているのかもしれません。
Lions Roarに登場する道場生は以下の14人です。それぞれの選手について簡単に紹介していきます。
マイケル・リチャーズ(Michael Richards)
【通称:マイク】
日本のプロレスファンに最も認知されているのがマイケル・リチャーズ選手でしょう。リチャーズ選手はニュージーランド出身で、現在26歳です。ファレ道場創設時からのメンバーで、ファレ選手の愛弟子。同情勢の中ではリーダー的な役割を担っています。リチャーズ選手は2019年に開催されたヤングライオン杯にファレ道場生として参戦しています。結果は1勝6敗でしたが、ファレ道場代表として堂々と戦い抜きました。全体練習ではリーダー的な位置付けのようです。このトレーニングの前に足首を捻挫していましたので、万全の状態での参加ではないとみられます。既にデビューをしているため、ここではヤングライオンと紹介されています。
ジェイク・テイラー(Jake Taylor)
エピソード2から登場したのがジェイク・テイラー選手です。オーストラリア出身で、エピソード2ではオークランド空港に降り立つ姿が映されていました。入国制限のために合流が少し遅れたのでしょう。テイラー選手は撮影時点では既にプロレスデビュー4年目となっています。もともとはオーストラリアンフットボールの選手でしたが、2017年ごろにプロレスデビューし、2019年にファレ道場で6ヶ月間トレーニングをしています。ちょうど中島選手が在籍していた頃です。そして2020年には野毛道場に入門し、3ヶ月間のトレーニングを受けていました。この時に同時に派遣されていたのがドイツ出身で共にファレ道場で汗を流していたオスカー・ミュンヒョー選手です。2020年1月のファンタスカマニアでは上村選手らと共にセコンド業務を行なっているのがワールドでも確認できます。例えば2020年1月17日、19日の後楽園ホール大会などです。会場に3人の外国人ヤングライオンが確認できますが、ふわふわヘアーなのがジェイク・テイラー選手です。
アンドリュー・ヴィラロボス(Andrew Villalobos)
【通称:A.V.】
エピソード2でリチャーズ選手と共にオークランド空港までテイラー選手を迎えに行っていたのがアンドリュー・ヴィラロボス選手です。オーストラリア出身で、撮影時点で30歳です。もともとファレ道場には2018年に入門しています。その後、新日本プロレスに招待される形で、マイケル・リチャーズ選手らと野毛道場で短期間のトレーニングを行いました。2018年のRoad to Tokyo Domeシリーズでは若手としてセコンド業務も行なっており、12月15日の後楽園ホール大会では鈴木選手の攻撃も食らっています。オーストラリアでは主にダリウス・ベガというリングネームでリングに上がり、ローカル団体のベルトを獲得したこともあります。2016年6月29日、30日の新日本プロレスオーストラリア興行においては、両日共に第1試合に登場しました。この試合はワールドでも視聴可能です。リチャーズ選手と共に他の道場生を引っ張っていく立場にあるようです。
ロイド・モーガン(Lloyd Morgan)
ニュージーランド出身のロイド・モーガン選手は黒い帽子をかぶっているシーンが多く、他の選手よりも身長が低いので目立ちます。ここでは「選手」としていますが、モーガン選手はレフェリー志望です。実際に新日本プロレスオーストラリア興行でレフェリーとしてデビューしています。6月29日の第1試合と第2試合、そして6月30日の第1試合を裁く姿はワールドでも視聴可能です。「レフェリー、ロイド・モーガン!」としっかり紹介されています。新日本プロレスの正式なレフェリーになり、Wrestle Kingdomのメインでレフェリーを務めることが夢だと語っています。体が小さいせいか、エピソード4のタイヤトレーニングの際にはかなり消耗している様子がみられました。
ウィル・アヴリル(Will Averil)
ニュージーランド出身のアイル・アヴリル選手は、既にファレ道場の3ヶ月のコースを2回終了しています。そのため、Returning Studentとして紹介されています。髭のないイケメン選手で、実際に俳優としても活動していたことがあるようです。最初に入門した2020年9月からのトレーニング期間中に怪我をしてしまったようですが、2021年2月、そしてこのドキュメンタリーの舞台となっている2021年7月からのコースに参加しています。
AJ・ヴィサージ(AJ Visage)
ニュージーランド出身のAJ・ヴィサージ選手は、髪が薄く髭のない、優しい雰囲気の選手です。ウィル・アヴリル選手やロイド・モーガン選手らと共に、2021年2月のコースに参加しています。大学を休学してファレ道場でのトレーニングを積んでいるようですが、Lions Roarの舞台となっている2021年7月からの3ヶ月コースを終えたのちに復学するとのことです。ヴィサージ選手はレスラーではなく、むしろレスラーを支える脇役になりたいという願望があるようです。ヴィサージ選手が復学する大学では理学療法士の資格を取得することができるようで、これを生かして新日本プロレスでトレーナーやレフェリーなどといったポジションを獲得したいと考えているとのことです。
リチャード・ムル(Richard Mulu)
【通称:リッチ】
ひときわ目を引く大柄の選手は、ニュージーランド出身のリチャード・ムル選手です。ムル選手は2020年2月からと6月からの3ヶ月コースに参加していました。ムル選手は巨漢選手としてのトレーニングを受けていたようです。エピソード2でのランニングのシーンではかなり辛そうでしたが、スクワットはしっかりとこなせていましたので、その辺りは過去のトレーニングの成果でしょうか。エピソード1の最後で見込みのある選手として挙げられていた3人のうちの1人です(サモアのでかいやつ)。
ダニエル・プルー(Daniel Puru)
【通称:ダン】
濃い髭と少しパーマがかかったような髪型が特徴のダン・プルー選手は、ニュージーランド出身の19歳の選手です。15歳からファレ道場でトレーニングを積んでいるようですが、レスラー養成コースへの参加は今回が初めてと思われます。
イーライ・ペレニーズ・タイトー(Eli Perenise Taito)
【通称:イーライ】
ニュージーランド出身のタイトー選手は、スキンヘッドが特徴です。また、リチャード・ムル選手の従兄弟にあたります。これまでにMMAや極真空手、キックボクシング、レスリングなどの競技歴があり、オーストラリアではレスリングフリースタイルで学生王者になったこともあるようです。今回、ファレ道場への入門は初めてということで、New Recruitと紹介されています。エピソード1の最後で見込みのある選手として挙げられていた3人のうちの1人です(ファイター)。
トゥマナコ・テイ(Tumanako Te’i)
【通称:T】
アメリカ出身のテイ選手は今回が初めてのファレ道場でのトレーニングです。エピソード2ではこのテイ選手のインタビューが長く収録されていました。テイ選手は未経験で入門してきていますが、強い精神力で2000回のスクワットもこなせるようになっています。日本にも幼い頃に7年間住んだこともあるようです。ファレ選手から最もポテンシャルのある選手だと思われている。
セバスチャン・マターズ(Sebastian Matters)
【通称:セブ】
オーストラリア出身のセバスチャン・マターズ選手は15歳でプロレスデビューを果たしています。撮影時点では25歳ですが、既にキャリア10年、AWA無差別級王者にもなっています。ファレ道場の最初期にトレーニングに参加したことがあるようで、それ以来の参加のようです。次の動画はVenom Pro Wrestlingというローカル団体でのマターズ選手の試合です。
そしてこちらはQWA(Queensland Wrestling Association)での試合動画です。
ティム・ヘイデン(Tim Hayden)
【通称:ティム】
オーストラリア出身のヘイデン選手は今回が初めてのファレ道場でのトレーニング参加です。故郷のゴールドコーストのローカル団体で試合に出場していたようです。ヘイデン選手はそうしたローカル団体で知り合ったマターズ選手から今回のファレ道場でのトレーニングのことを勧められたとのことです。次の動画はクイーンズランドのQWAという団体でのものです。
ミッチ・シューメイカー(Mitch Schoemaker)
【通称:ミッチ】
オーストラリア出身のミッチ・シューメイカー選手もまた、マターズ選手の紹介で今回のトレーニングに参加しました。これまでミッチ・ライダー(Mitch Ryder)というリングネームでリングに上がっていました。かつて同名のレスラーがいましたが、関係はないものと思われます。この選手の詳細はまだわかりませんが、オーストラリアのクイーンズランド州のローカル団体、Wide Bay Pro Wrestlingで4WAYマッチに登場した際の動画がありました。
そしてこちらは2019年6月15日のオーストラリアのクイーンズランド州で行われたAWA(Australian Wrestling Alliance)での試合の様子です。ピンクのコスチュームがミッチ・シューメイカー選手(ミッチ・ライダーとして出場)です。
ウォーレン・トーマス・ウォルターズ(Warren Thomas Walters)
ウォルターズ選手はオーストラリア出身で既に35歳です。過去にはWrestli-1のトレーニングやドイツのwXwのアカデミーに参加した経験がありますが、ファレ道場は初の参加となります。プロレスラーとしてのデビューはまだ果たしていないように思いますが、詳細は不明です。エピソード1の最後で見込みのある選手として挙げられていた3人のうちの1人です(オーストラリア出身でハングリー精神がある)。エピソード4のちゃんこ鍋の場面では右腕を三角巾で吊っていました。
オスカー・ミュンヒョー(Oskar Münchow)
Lions Roarのトレーニングには参加していませんが、今後新日本のリングに上がってくるかも知れませんので番外編としてオスカー・ミュンヒョー選手についても触れておきます。ミュンヒョー選手はドイツ出身で22歳の若者です。しかしファレ道場には2019年のトレーニングから参加しており、2020年1月からは日本の野毛道場に来ています。ファレ選手も一目置く逸材で、イケメンレスラーです。ジェイク・テイラー選手と共に、2020年のファンタスカマニアではセコンド業務を行なっているのがワールドで確認できます。セコンド業務を行っている外国人レスラーが3人いますが、ふわふわヘアーがジェイク・テイラー選手、長身で短髪なのがオスカー・ミュンヒョー選手、そして小柄で短髪なのがおそらくファレ道場出身のライアム・フューリー選手だと思われます。
ミュンヒョー選手は野毛道場でトレーニングした後にドイツへ帰国し、そのまま日本へ来ることができなくなってしまいました。そのため、現在はwXwのアカデミーにも顔を出しているようです。試合動画を見つけることはできませんでしたが、オスカーのリングネームでwXwで何試合かに出場しているようです。この動画は、ロット&フロット(ニキータ・カリスマ選手とミヒャエル・シェンケンベルク選手)がオスカー選手を挑発している場面です。ここでは、カリスマ「もう1回日本へ行って3年間ぐらい経ったら俺たちを倒せるかもな。」 シェンケンベルク「いや、5年だな」と挑発されています。
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