成田が10.10両国で凱旋帰国!対戦相手は誰になるのか?

2022年10月10日に開催される両国国技館大会にて、海外武者修行中の成田選手が凱旋帰国をすることが発表されました。ただし、対戦相手は後日発表ということになっています。ここでは、成田選手の対戦相手を予想していきます。
超実力派宣言決定済みカード
まずは2022年9月26日に発表されたものを含む決定済みカードは以下の通りです。
KOPW争奪戦 鷹木信悟 vs エル・ファンタズモ
スペシャルシングルマッチ KUSHIDA vs 石森太二
IWGP世界ヘビー級選手権試合 タマ・トンガ vs ジェイ・ホワイト
スペシャルシングルマッチ オカダ・カズチカ vs JONAH
これに加えて成田選手の凱旋帰国マッチが予定されています。ここに挙がっている選手はまず成田選手の対戦相手候補から外して問題ないでしょう。1日に2試合することも可能性としてはゼロではありませんが、限りなく低いと思われます。
最近の凱旋帰国のパターン
ヤングライオンの凱旋帰国のパターンはさまざまです。ただ、対戦相手が未定という発表は珍しいのではないかと思います。参考までに、最近の元ヤングライオンがどのような形で凱旋帰国を果たしたのかを確認しておきたいと思います。
EVIL(2015年10月12日):両国国技館大会での棚橋 vs 内藤のIWGP挑戦権利証争奪戦にて、内藤選手のパレハとして登場。登場時、そして試合開始から中盤まではマスクをつけて正体不明であったが、試合終盤に棚橋選手を襲撃した後にマスクを取って正体を明かす。なお、パレハを連れてくるということは事前に内藤選手が表明していた。
高橋ヒロム(2016年11月5日):2016年11月5日のエディオンアリーナ大阪大会でKUSHIDA選手がBUSHI選手からIWGPジュニアヘビー級王座を奪い、ベルトを掲げているところに映像が流れ、高橋ヒロム選手が登場。1.4東京ドームでIWGPジュニアへの挑戦を表明。なお、時限爆弾の映像そのものはG1の時期から流されており、ここで正体が判明したということになる。
SHO&YOH(2017年10月9日):2017年10月9日の両国国技館大会で凱旋。田口&リコシェのIWGPジュニアタッグ王座に挑戦した。当初はロッキー・ロメロ選手からROPPONGI 3Kというチーム名だけが発表されており、メンバーはX&Xだった。
ジェイ・ホワイト(2017年11月5日):2017年11月5日のエディオンアリーナ大阪にて、IWGPインターコンチネンタル王座の防衛に成功した棚橋選手の前に登場。挑戦をアピールした。
マスター・ワト(2020年7月3日):2020年7月3日、後楽園ホールにて無観客で行われた大会の第2試合終了後にVTRが流れる。それ以前から「グランドマスターを目指す男」のVTRが流されていたが、ここでその正体が明かされる。そのVTR終了後に本人が登場した。
グレート-O-カーン(2020年10月16日):2020年10月16日に両国国技館で行われたG1 CLIMAX 30公式戦のオカダ vs オスプレイの試合途中に乱入し、オカダ選手にエリミネーターを見舞った。
過去6回(SHO&YOHはセットで計算)のケースでは、全くの予告なしでの凱旋帰国が2回(ジェイ選手、オーカーン選手)、VTRによる予告が2回(ヒロム選手、ワト選手)、他の選手による予告が2回(EVIL選手、SHO&YOH)でした。私の記憶が正しければ、ニュースとして凱旋帰国試合の情報がさらっと流されたというパターンは2012年1月4日にダブル凱旋帰国試合を行ったオカダ選手とYOSHI-HASHI選手まで遡るのではないでしょうか。いずれにせよ、ここ最近では珍しく非常に地味で飾り気のない凱旋帰国のパターンとなります。
なぜ対戦相手が未定なのか?
ここ最近ではSHO&YOHのようにXとして登場したケースもありました。ただし、凱旋試合の対戦相手がXだったケースはこれまでで初のケースではないでしょうか。成田選手の対戦相手は事前に発表されるのか、あるいは当日までXなのかによっても違ってきますが、そもそもなぜ対戦相手が発表されていないのでしょうか。
まず考えられる理由として、対戦予定の選手が現時点では他団体と契約状態にあるからというものです。しかし、そのような状態で成田選手の凱旋帰国だけを先行して発表するのも不自然のように思います。
次に考えられる理由として、10.1、10.2にイギリスで開催されるRoyalQuestにて成田選手関連で何か動きがあるからというものです。例えば10.1のメインイベントの海野 vs オスプレイの試合後に成田選手が登場し、この試合の勝者に挑戦を表明し、その試合が10.10で実現するという感じです。ただ、このケースでもわざわざ先に成田選手の凱旋帰国だけを発表するメリットがさほど無いように思います。
考えられる3つ目の理由として、STRONGでの動きと関連しているからというものです。9.11のAutumn Attack 2022ラスベガス大会で成田選手はジュース・ロビンソン選手とのシングルマッチを行っています。Autumn Attack 2022はSTRONGで10月2日から配信されるものと思われます。すると10.10までにSTRONGの放送が2回あることになります(10月2日、9日)。そこで生まれた因縁をもとに10.10の凱旋帰国試合が組まれているため、STRONGでの配信前にはカード発表ができないというものです。これが理由だとすると、おそらく10月2日に成田選手の試合が配信され、翌日にカード発表となるのではないでしょうか。
考えられる4つ目の理由は、成田選手のスポット帰国時の逆パターンをやるからというものです。すなわち、対戦相手は当日までXとしておいた上で、柴田選手が登場するというパターンです。
対戦相手として有力なのは?
対戦カード未発表の理由により誰が対戦相手として有力なのかが変わってくることも承知の上で、何人か予想したいと思います。
まずはジュース・ロビンソン選手です。私はカード未発表の理由として上記の3つ目が有力だと思っています。すると順当に考えれば最後にシングルマッチを行ったジュース選手との遺恨が両国での凱旋帰国に持ち込まれるのではないかと考えられます。
次に考えられるのが柴田選手です。強くなるために柴田選手に土下座をしてLA道場入りした成田選手が、その成長を最も見せたい相手、そしてその成長の証を最も観客に伝えられる相手が柴田選手ではないでしょうか。
そして3人目はゲイブリエル・キッド選手です。ゲイブ選手は10.1のRoyalQuest 1日目の第1試合に登場します。この試合後にリング上もしくはバックステージにて、ゲイブ選手の方から成田選手に対戦要求を出す可能性もあるのではないかと思います。ゲイブ選手は柴田選手のムーブを披露するなど柴田魂継承者をアピールしているという面もありますので、ゲイブ選手からの対戦要求も考えられるというわけです。
4人目として挙げたいのはカール・フレドリックス選手です。フレドリックス選手は新日本との契約を終了し、フリーとして他団体に上がっています。柴田選手の元で成長を遂げた成田選手と、柴田選手の元を去ったフレドリックス選手の対戦そのものは構図的にも悪くないと思われます。ただ、契約終了からの期間が短いため、ちょっとこの線は薄いかなという思いもります。
どのタイミングで発表されるのか、どんな凱旋マッチになるのかが非常に楽しみです。ワクワクしながらその日を待ちたいと思います。
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