11.20有明大会でデビューするオスカー・ロイべ選手とは?

11.20有明大会でデビューするオスカー・ロイべ選手とは?

新日本プロレス×STARDOM合同興行11.20有明アリーナ大会の第0試合の8人タッグマッチでオスカー・ロイべ選手がデビューすることが発表されました。これまで何回かオスカー・ロイべ選手についての記事を公開してきましたが、ここで改めて情報をまとめておきたいと思います。

オスカー選手のプロフィール

新日本プロレス公式サイトによると、オスカー選手のプロフィールは以下の通りです。

・1998年7月14日生まれ
・ドイツ・ハンブルク出身
・身長201cm、体重110kg
2019年1月:ニュージーランドのファレ道場に入門
2019年3月:ファレ道場の大会でデビュー
2020年1月:野毛の新日本プロレス道場に入門
※このあとコロナ禍の影響でドイツに帰国してトレーニングを継続
2022年5月:新日本プロレス道場に再入門

オスカー選手は1998年生まれということは現在24歳です。新日本プロレスのレスラーの中での年代としては大岩選手と同年、海野選手や成田選手より1歳若いということとなりますね。以下、参考までに生まれ年別のレスラーの一覧です。

1997年 海野選手、ケビン・ナイト選手、ゲイブリエル・キッド選手、中島選手、成田選手、マスター・ワト選手

1998年 大岩選手、カイル・フレッチャー選手、オスカー・ロイべ選手

1999年 フランシスコ・アキラ選手

2002年 藤田選手

同年代のフレッチャー選手やアキラ選手がすでに飛び抜けた実績を残していますが、これらの選手はTJP選手のように15歳ぐらいでデビューしているのでキャリアはそれなりに長くなっています。一方、オスカー選手は2019年、21歳の時にファレ道場に入門しています。公式では2019年3月にファレ道場の大会でデビューしたとなっていますが、ファレ道場入門前にすでにプロレスのリングに上がったことがあったようです。ファレ道場在籍時に「2年前にプロレスラーになった」とされていましたので、19歳ごろにプロレスラーとしてリングに上がったことがあったのでしょう。しかし小さなプロモーションだったのか、当時の情報を発見することはできませんでした。ただ、ファレ道場入門前に実際にリングに上がっていたとしても、きちんとしたトレーニングを受けてデビューをしたわけでもないでしょうし、実質的なプロレスのキャリアはファレ道場入門から開始したといってよいでしょう。

オスカー選手がファレ道場へ入門した際の同期にあたるのがThe Factoryのアーロン・ソロウ選手です。そして数ヶ月後輩になるのが新日本プロレス入門前の中島選手でした。中島選手は多くを語っていないものの、次のようなツイートを残しています。

2019年の6月といえば、中島選手がファレ道場に入門したタイミングです。ここで約半年間、共にファレ道場で汗を流した仲間が日本でデビューをすることになったわけです。中島選手にとって棚橋選手は喧嘩をしたくてたまらなかった歴代最強番長だった一方で、オスカー選手はファレ道場での「家族」でした。ファレ道場での両者の関係性がどうだったかわかりませんが、ドイツと日本という異文化圏からニュージーランドへやってきた両者には何か通ずるものがあったのかもしれません。

wXwでのオスカー選手

オスカー選手はファレ道場でのトレーニングを経て2020年1月にジェイク・テイラー選手と共に野毛道場にやってきます。しかしまさにコロナ禍が訪れようとしていたこの時期だったのが不運でした。新日本プロレスも興行を中止してしまい、オスカー選手もドイツに帰国することになりました。その後、ドイツのwXwアカデミーでトレーニングを続け、ドイツでのデビューを果たしました。

 

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この記事でも触れていますが、wXwですぐに頭角を表してくることになります。2021年11月13日にノルマン・ハラス戦でwXwデビューを果たします(勝利)。wXwでは2022年1月15日のユルン・シモンズ戦で敗れるまで連勝を続けていました。そしてこの試合で敗れた際、wXwを代表するタッグチームRott und Flott(ミヒャエル・シェンケンベルク&ニキータ・カリスマ)から挑発を受けるほどになっていました。

そして2022年1月30日に行われたwXwアカデミーのショーのメインイベントの6人参加バトルロイヤルに勝利し、2022年3月5日のwXwの大会にてゴールデンボーイ・サントス選手からwXwアカデミーカップを奪取しています。2022年4月2日にジェイコブ・クレイン選手を相手にwXwアカデミーカップを防衛しており、形式上はまだこのタイトルを持った状態となっているようです。

2022年4月30日にはwXwアカデミーコーチも務めるロベルト・ドライスカー選手を相手に反則ながら勝利を得ています。しかしそれに引き続いて行われた(おそらく裁定不服のアピールがあったものと思われますが)ストリートファイトマッチではドライスカー選手に敗れました。これが事実上のアカデミー卒業マッチと言ってよいかもしれません。そしてその翌日の5月1日、wXwアカデミー興行でアイタック選手に敗れています。この5月1日の試合がオスカー選手の最後の試合となっています。そしてその後、このようなツイートを残していました。

ここ数日、数週間、連絡をくれたみんな、ありがとう。すべてのサポートに感謝しています。私はベストを尽くします。いつもだけどね。今度の旅はワイルドな旅になりそうです。よし、行こう!(オスカー選手のTwitterより翻訳)

おそらく5月中に来日し、野毛道場入りしたものと思われます。そこからおよそ6ヶ月のトレーニングを経て、11月20日にデビューすることになりました。野毛道場のヤングライオン3人とタッグを組み、LA道場勢との8人タッグマッチです。LA道場タッグではケビン・ナイト選手だけがヤングライオンで、残りの3人はすでに卒業をしています。そのため、このタッグマッチでの勝利を掴むことは厳しいのかもしれませんが、ここで埋もれることのないようにしっかりと目立ってもらいたいと思います。まあ201センチという身長だけで目立ってしまうことでしょう。

今後、オレッグ・ボルチン選手のデビューも控えています。ますますヤングライオンの争いが激しくなってくることでしょう。今後の活躍を期待したいと思います。

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