SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022 優勝予想
- 2022.11.21
- 新日本プロレス
- SUPER JUNIOR TAG LEAGUE

2022年11月21日よりSUPER Jr. TAG LEAGUE 2022が開幕します。今回は開幕前に優勝チームやその後の展開を予想していきたいと思います。
SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022 エントリーチーム分析
今回エントリーされた10チームのうち、9チームが初のエントリーとなっています。まずは実績とタッグ歴という観点から分析してみたいと思います。なお、他団体でのタイトルは2020年以降に限定しています。
チーム(チーム名) | タッグ歴 | タッグタイトル | 個人タイトル |
フランシスコ・アキラ&TJP (Catch 22) | あり(2022年6月より) | IWGPジュニアタッグ王座(2022年6月22日〜現在) | TJP:HOGクラウンジュエル王座(2019年11月16日〜2021年11月12日)、IMPACT X-Division王座(2020年12月11日〜2021年3月13日)
アキラ:世界ジュニア王座(2021年6月26日〜7月22日)、SIW Italian王座(2021年10月17日〜11月2日)、EPWヘビー級王座(???〜2021年11月27日) |
クラーク・コナーズ&田口隆祐 (ワイルドヒップス) | なし(6人タッグはあり) | なし | 田口:IWGPジュニア王座(2回:最新は2014年9月21日〜2015年1月4日) |
ロビー・イーグルス&タイガーマスク(フライングタイガース) |
あり(2021年8月より) | IWGPジュニアタッグ王座(2021年10月26日〜2022年2月19日) | ロビー:IWGPジュニア王座(2021年7月25日〜11月6日)
タイガー:世界ジュニア王座(2022年6月19日〜9月18日)、IWGPジュニア王座(6回:最新は2009年11月8日〜2010年1月4日) |
DOUKI&金丸義信 | あり(2020年1月より) | なし | なし |
クリス・ベイ&エース・オースティン | あり(2022年7月より) | なし | ベイ:WAC王座(2019年8月18日〜2021年10月31日)、REVOLVER王座(2022年5月27日〜5月28日)、APWジュニアヘビー級王座(2022年9月3日〜現在)
オースティン:Impact X-Division王座(3回:最新は2022年4月23日〜6月19日)、DTU Alto Impacto王座(2018年9月7日〜現在)、AAW Heritage王座(2回:最新は2021年12月30日〜2022年9月1日)、PWR Remix王座(2021年10月30日〜2022年4月16日) |
ティタン&BUSHI |
あり | なし | BUSHI:IWGPジュニア王座(2017年9月17日〜11月5日)
ティタン:CMLL世界ウェルター級王座(2019年12月8日〜現在) |
リオ・ラッシュ&YOH |
なし(8人タッグはあり) | なし | リオ:MCW Rage TV王座(2020年11月21日〜2021年7月27日)、MLW世界ミドル級王座(2021年1月6日〜5月5日) |
エル・リンダマン&アレックス・ゼイン | なし(6人タッグはあり) | なし | リンダマン:インターナショナル&NWA世界ジュニアヘビー級王座(2020年11月1日〜2021年9月7日)、G-REX王座(2022年2月22日〜) |
ケビン・ナイト&KUSHIDA | なし | なし | KUSHIDA:IWGPジュニア王座(6回:最新は2018年10月8日〜2019年1月4日)、WWE NXT クルーザー級王座(2021年4月13日〜9月21日) |
ディック東郷&SHO | あり(ただし2人だけのタッグは数回) | なし | なし |
こうして比較すると、これまでの実績ではCatch 22とフライングタイガースの2チームが抜けています。やはりチームとしてIWGPジュニアを獲得したことがあるということが大きいでしょう。それに加え、この両チームは個人としてもそれぞれがここ最近で王座を戴冠しています。個々の実績とタッグチームとしての実績の両方を兼ね備えたのがこの2チームと言えるでしょう。
そしてこれに続くのがDOUKI&金丸義信、クリス・ベイ&エース・オースティン、ティタン&BUSHIの3チームです。DOUKI&金丸義信は鈴木軍としての戦いはもちろん、タッグチームとして2022年5月1日、当時の王者だったチーム6or9の持つIWGPジュニアに挑戦しています。また、ティタン&BUSHIはタッグのキャリアこそ短いものの(ただし、BUSHI選手がメキシコ遠征時代の2014年にタッグを結成したことはあります)、2022年11月5日にCatch 22の持つIWGPタッグに挑戦した実績があります。今回が初参戦となるクリス・ベイ選手についてはまだあまり知られていませんが、IMPACTマットにおいて頻繁にエース・オースティン選手とタッグを組んでいます。敗れはしたものの、最近では2022年11月18日にIMPACT世界タッグ王座次期挑戦者決定戦でMotor City Machine Guns(アレックス・シェリー&クリス・セイビン)と戦っています。
各チーム総評とポイント
ここでは各チームの総評とポイントということで簡単にまとめていきます。あくまでも個人的視点からのものです。
フランシスコ・アキラ&TJP
チームとしての実績では優勝候補筆頭とも言えるが、IWGPジュニアタッグ王者としてのエントリーであるため全チームから狙われることは確実。いかにして確実に勝利をもぎ取っていくことができるか。
クラーク・コナーズ&田口隆祐
今回が初タッグとなり、チームとして連携に不安が残る。しかし、これまで外国人レスラーとのタッグで実績を残してきた田口選手がコナーズ選手をうまく引っ張っていくことができるかどうか。田口選手のおふざけに対するコナーズ選手の反応もカギを握るかも。
ロビー・イーグルス&タイガーマスク
IWGPタッグ王座陥落後、タイガーマスク選手はシングルで実績を残した。IWGPタッグ王座時代はかなりの部分をロビー選手の活躍に依っていた部分があったが、再び輝きを取り戻したタイガーマスク選手がどこまで戦えるかがポイント。
DOUKI&金丸義信
タイトル戴冠こそないものの、チームとしての経験値は高い。DOUKI選手の踏ん張りによっては上位に食い込む可能性も十分にある。
クリス・ベイ&エース・オースティン
今回はWTLとの同時開催のため、BULLET CLUBのメンバーからの介入によるサポートはあまり期待できない。個人としての実績は両者ともにかなりのものがあるが、それをタッグでの戦いに活かせるかどうか。タッグとしての経験は長くないものの、すでに活動している実績がある点は十分にプラスに作用する。
ティタン&BUSHI
チームとしては始動したばかりだが、一気にタッグタイトル挑戦にまでたどり着いた経験は大きい。連携技に磨きをかけていくことができれば優勝も十分に狙える。BUSHI選手の毒霧が解禁されれば本命になるかも。
リオ・ラッシュ&YOH
今回が初タッグ結成となることから、連携には不安が残る。しかし新生3Kの切れ味は抜群であり、道場でしっかりと連携の練習をしていることがわかる。両者とも魅せるプロレスは得意としているが、そこに隙を見せてしまうと足元を掬われる可能性もあるかも。
エル・リンダマン&アレックス・ゼイン
#STRONGHEARTSつながりでのタッグ結成となったが、これまで2人でタッグを組んだ実績はない。どのようなタッグチームになるのか想像もつかないが、それが1つのポイント。小柄だが勢いのあるリンダマン選手、ほぼヘビー級のハイフライヤーのゼイン選手のタッグがどのような化学反応を見せるかがカギ。
ケビン・ナイト&KUSHIDA
KUSHIDA選手は十分な実績があるが、ヤングライオンのケビン・ナイト選手をどのように導くことができるか。KUSHIDA選手がケビン選手のいいところを引き出しながらうまくサポートすることが必要。タッグ結成は初となるが、おそらくLA道場で共にトレーニングをしているだろうからその点は心配なさそう。
ディック東郷&SHO
優勝戦線に残ることはなさそうだが、十分に掻き回す可能性がある。ポイントとなる試合での消灯も予想される。いかに相手の足を引っ張り、上位進出の邪魔をできるかどうかがこのチームの存在意義となるか。
優勝予想
最後に優勝予想をしていきたいと思います。なお、新日本公式LINEによる優勝予想アンケートの結果は以下のようになっています。
第5位:KUSHIDA&ケビン・ナイト組(363票)
第4位:アレックス・ゼイン&エル・リンダマン組(557票)
第3位:TJP&フランシスコ・アキラ組(688票)
第2位:YOH&リオ・ラッシュ組(1,250票)
第1位:BUSHI&ティタン組(1,566票)
これはある種の人気投票的な側面もありますが、実績のあるフライングタイガーがここに入らず、KUSHIDA&ケビン・ナイト組が5位に入っているというのは驚きです。ただ、タイガーマスク選手の年齢的な面もあり、なかなか優勝候補に挙げにくいということもあるでしょう。実際、私も実績十分とは思いながらも優勝となると厳しいのではないかと思っています。
では、まずは私の予想する優勝争いの中心となる4強は以下の通りです。
BUSHI&ティタン、YOH&リオ・ラッシュ、TJP&フランシスコ・アキラ、クリス・ベイ&エース・オースティン
まずTJP&アキラ組は優勝となると難しいかもしれないが最後まで優勝争いには残ると予想しています。全チームから狙われるとしても、チームとしての実績や完成度はやはり群を抜いています。また、ベイ&オースティンも着実に勝利を重ね、最終局面まで残りそうな気がしています。日本のファンにとってベイ選手は未知の選手ではあることからこうしたランキングに挙がりにくいですが、予想外の快進撃をする可能性もあると思っています。
それでも、優勝となるとYOH&リオ・ラッシュが最有力と予想しています。タッグチームとしての実績は全くありませんが、可能性を感じざるを得ません。身体能力の高いこの両者がしっかりと噛み合った時、とてつもない爆発力を見せてくれるのではないかと思います。12月2日のSHO&ディック東郷で足元を掬われることなく勝利を掴むことができれば、そのまま突っ走ってしまうのではないかと予想しています。
私としてはわりと素直な優勝予想になりましたが、どのチームが優勝してもその後の展開が楽しみです。ただ、願わくば新型コロナ感染やその疑いによって欠場するチームが出ず、全チームが最終日まで完走してもらいたいと思っています。
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