内藤の次の一手にNEVERを選択する可能性
- 2022.12.12
- 新日本プロレス
- WRESTLE KINGDOM, 内藤哲也

World Tag LeagueとSuper Junior Tag Leagueも残すは12.14の決勝戦のみとなりました。それと同時に、1.4東京ドーム大会の未発表カードもおぼろげながら見えてきました。そこで気になるのは、まだ何も確定していない内藤選手です。その内藤選手ですが、12.14でのカール・アンダーソンvsヒクレオの試合後に挑戦を表明し、1.4東京ドームでタイトルマッチを行う可能性を探ってみました。
Wrestle Kingdom 17のカード
現在までに発表済みのWrestle Kingdom 17の対戦カードは以下の通りです。
IWGP USヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(c) vs ケニー・オメガ
IWGP女子選手権試合 KAIRI(c) vs 中野たむ
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ジェイ・ホワイト(c) vs オカダ・カズチカ
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 石森太二(c) vs 高橋ヒロム vs エル・デスペラード vs マスター・ワト
NJPW TV王座決定戦 成田蓮 vs ザック・セイバーJr.
2023年のWrestle Kingdomは1.17横浜アリーナ大会もありますが、東京ドーム大会としては1日開催となりますので2018年以前の形式に近いものとなります。2018年以前は本戦が9試合、それにダークマッチの第0試合が加わるのがおおよそ標準的な形式と言えるでしょう。すると既発表カードに追加される試合としては以下のようなものが考えられます。
IWGPタッグ選手権試合 FTR(c) vs WTL2022優勝チーム
IWGPジュニアタッグ選手権試合 Catch2/2 vs SJTG優勝チーム
NEVER無差別級選手権試合
?NEVER6人タッグ選手権試合
?ブリティッシュヘビー級選手権試合
全9試合とすると、このうち上の3つはほぼ決定でしょう。おそらくNEVER6人タッグ選手権試合は1.5のNEW YEAR DASH!!大田区総合体育館大会で組まれることでしょう。ブリティッシュヘビー級選手権試合は過去にも実施されたことがありました。今回このタイトルマッチが組まれるかどうかはRPWの12.17ロンドン大会でオーカーン選手がタイトルを獲得できるかどうかに左右されます。そして、これにスペシャルシングルマッチが1試合追加され、全9〜10試合になると予想しています。
NEVERと内藤
NEVER無差別級選手権試合は12.14仙台大会にて開催されます。ここで王者のアンダーソン選手が防衛に成功するか、ヒクレオ選手が王座奪取に成功するかは分かりません。しかしどちらの選手が勝利したとしてもそこに内藤選手が挑戦表明する可能性があるのではないかと思われます。
1.4で内藤選手が本戦に出るために残された席は、現状ではNEVER無差別級のタイトルマッチかスペシャルシングルマッチのみです。新日本としては内藤選手を本戦から外すという選択肢は取らないと思いますので、いずれにせよこのどちらかにはエントリーされるのではないかという予想です。ただし、これはあくまでも消極的な予測です。
一方、内藤選手がスペシャルシングルマッチではなくNEVERのタイトルに挑戦するという積極的な理由があります。内藤選手はNEVER無差別級の2代目王者ですが、2014年4月6日に石井選手に挑戦したのが内藤選手とNEVERとの最後の接点となっています。ここでおよそ9年ぶりにNEVER回帰する意味はどこにあるのでしょうか。それは、ここ最近のNEVERはIWGPにつながる傾向にあるからです。
例えば、鷹木選手は2020年11月7日に2回目のNEVER戴冠を果たし、その7ヶ月後の2021年6月7日にIWGP世界ヘビーのベルトを巻いています。棚橋選手も2021年1月31日にNEVERを初戴冠し、そのおよそ半年後の2022年8月14日にはUS王座を獲得しました。さらにジェイ・ホワイト選手は2021年5月3日にNEVERを初戴冠し、その1年1ヶ月後の2022年6月12日にIWGP世界ヘビーを獲得しました。直近ではタマ・トンガ選手が2022年5月1日にNEVERを初戴冠し、その5ヶ月後の2022年10月10日にはジェイ・ホワイト選手の持つIWGP世界ヘビーに挑戦しました。
このように、最近のNEVERは短期間でのステップアップに繋がる傾向にあります。逆転の内藤選手とはいえど、さすがに2023年の1.4東京ドームのメインに立つ可能性は完全に潰えています。内藤選手からすると、1.4東京ドームのメインで大合唱をするという目標を達成するためには、2023年ではなく既にその次の2024年の東京ドーム大会に照準を合わせて動いているとも考えられます。内藤選手はその最終目標から逆算した上で、今はNEVERだと判断する可能性も高いのではないでしょうか。
まずは12.14のタイトルマッチの後、勝者に挑戦表明をするのは内藤選手なのか、それとも他の選手なのかに注目です。内藤選手がリングに上がった時、それは2024年の1.4東京ドームのメインへと続く道の第一歩になるのではないかと思っています。
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