G1 CLIMAX 31にエントリーされるのは?

例年であればG1 CLIMAX真っ最中のこの時期ですが、今年も去年と同様に秋のG1として開催されます。現在はジュニアタッグリーグ戦が開催されているところですが、シリーズ後半はWRESTLE GRAND SLUM メットライフドーム二連戦に向けての前哨戦が展開されていくことと思います。それと同時に、G1 CLIMAX 31に参戦する顔ぶれが明らかになってくることでしょう。
開催概要と参加選手
2020年は20人が2ブロックに分かれての開催でした。2021年も昨年と同じく19大会で争われますので、参加人数は昨年と同じ20人ということになると予想されます。まずは2020年のメンバーを元に2021年のエントリー選手を予想したいと思います。
Aブロック:飯伏幸太、ジェフ・コブ、オカダ・カズチカ、石井智宏、ウィル・オスプレイ、鷹木信吾、鈴木みのる、タイチ、ジェイ・ホワイト、高橋裕二郎
Bブロック:棚橋弘至、ジュース・ロビンソン、後藤洋央紀、矢野通、YOSHI-HASHI、内藤哲也、SANADA、ザック・セイバー・ジュニア、KENTA、EVIL
太字はエントリーが確実と思われる選手、赤字はエントリーが絶望と思われる選手です。それ以外の選手は状況次第と考えています。
エントリーが確実と思われる選手は、全て9月4日、5日のメットライフドーム大会でのカードが既に発表されている選手です。少しだけ間が空きますが、この選手たちがG1から外されることはないでしょう。
アメリカ大会と欠場選手
一方、ジェイ・ホワイト選手とジュース・ロビンソン選手はエントリーされないものと思われます。というのも、9月25日、26日にダラスで開催されるNJPW STRONGの有観客興行AUTUMN ATTACKへの参加が確実視されているからです。こちらについてもまだ参加選手の発表はありませんが、広報写真にこの2人も含まれていることから、まちがいなく参戦することになるでしょう。同様の理由で、デビッド・フィンレー選手もG1にはエントリーされないと考えられます。こちらの記事(Are Hiroshi Tanahashi & Jay White Set To Miss The NJPW G1 Climax? – The Overtimer)でもジェイ・ホワイト選手、ジュース・ロビンソン選手、デビッド・フィンレー選手は欠場することになると報じられています。
また、同じ記事の中で、棚橋選手と石井選手についても欠場の可能性があると報じられています。2人は現地時間8月14日のRESUEGENCEと16日のSTRONG有観客興行への参戦が発表されています。棚橋選手については、AEWのPPVでモクスリー選手と対戦する可能性があるということを当ブログでも記事にしました(AEWのPPVで棚橋vsモクスリーが実現か? – プロレス生活)。AEWのPPVは現地時間9月6日ですので、これに参戦した場合はG1開幕戦の9月18日に間に合いません。そのため、棚橋選手はG1を欠場し、AEWとSTRONGを中心にしばらくアメリカ遠征することになるのではと予想しています。
そして石井選手についてもRESURGENCEとSTRONGの2試合だけで帰ってくるかどうか微妙なところです。コロナ禍以前であればスポット参戦して帰国するということもあり得たのですが、今はまだ帰国時に14日間の自主隔離を要請されている時期ですので、会社としてスポット参戦ではなく中長期的な参戦を念頭にスケジューリングをしているのではないかと思います。
これらのことを踏まえ、プロレス生活ではジェイ・ホワイト選手、ジュース・ロビンソン選手、棚橋選手、石井選手の4人がエントリーされないと予想しています。それ以外では、飯伏選手は病状の回復次第ですがおそらく大丈夫(と信じたい)でしょう。オスプレイ選手の怪我の回復に関する情報が全くありませんが、エントリーは難しそうです。KENTA選手はエントリーされるでしょう。そして鈴木選手と高橋裕二郎選手は人数調整次第では外れる可能性があると思います。
新規エントリー選手は?
少なくとも4人(オスプレイ選手を含めると5人)が抜けるということは、それだけ新規参戦選手がいるということです。まず、確実なのがグレート-O-カーン選手でしょう。そしてこの記事(Chase Owens Expected For 2021 NJPW G1 Climax Tournament – The Overtimer)でも触れられているように、オーエンズ選手もエントリーされることになろうかと思います。
昨日のNJPWレッスルグランドスラムでチェーズ・オーエンズが新日本プロレスでの初のシングルタイトルを獲得しました。彼は、ニュージャパンランボーで優勝し、キング・オブ・プロレスリング2021暫定王座の保持者となりました。彼は何ヶ月にもわたって矢野に勝とうと努力し、バレットクラブの盟友からの援助を受け、ついに矢野通から王座を奪ったのです。オーエンズはこの勝利で新日本から持ち上げられ、今年のG1クライマックスに出場する20人のうちの1人として期待されています。(引用ここまで)【The Overtimerより。翻訳:フロ】
さて、5人抜けるとしたはいいものの、それを埋めるだけの選手がいないことがわかります。現在新日本に参戦している選手の中では上記の2名ぐらいしかいません。アーロン・ヘナーレ選手やバッドラック・ファレ選手の参戦も期待されるところですが、ヘナーレ選手はともかくファレ選手の参戦は難しいところでしょう。かねてよりファレ道場を主宰していましたが、ウェブサイトによると新日本プロレス公式のニュージーランド道場としても機能しているようです。9月半ばから3ヶ月間のトレーニングキャンプがあり、ファレ選手が指導する旨が公表されていますので、とうていG1には参戦できないものと思われます。
他団体や海外からの参戦も難しいとなると、期待されるのはジュニアの選手です。私が期待したいのは、SHO選手とデスペラード選手の参戦です。これまでもG1にジュニアの選手がエントリーされたこともありましたし、可能性は0ではないと思います。本来であれば石森選手も推したいところですが、石森選手は9月のSTRONGダラス大会に参戦が見込まれていますのでG1エントリーの可能性は極めて低いでしょう。
まだ自由に海外と行き来できないこんな時代だからこそ、隔離期間があっても参戦してくれる海外のレスラー(KENTA選手も含め)には感謝しかありませんし、また、普段にはないエントリー選手も見られる可能性もあります。最強で最高のメンバーとはならないかもしれません。それでも、どんな選手がエントリーされるのか、果たしてサプライズはあるのかなども含め、楽しむことができればと思っています。
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