オスプレイが狙うのは王者同士の統一戦か?

オスプレイが狙うのは王者同士の統一戦か?

オスプレイ選手が謎のIWGP世界ヘビー級ベルトを持参して登場した日から10日ほどが経過しました。ベルトを返上した前王者なので(高橋ヒロム選手のように)復帰した暁には真っ先に挑戦する権利があるだろうに、どうしてわざわざ自作のベルトを準備してきているのか?という疑問を持たれている方もいるようです。しかし、オスプレイ選手は挑戦者としてではなく、王者として迎え撃つ姿勢を崩していません。

ブリティッシュヘビー級王座

オスプレイ選手はIWGP世界ヘビー級王者であったと同時に、ブリティッシュヘビー級王者でもありました。ブリティッシュヘビー級王座がどのような扱いになっているかということについては、当ブログでも何度か話題にしてきました。

【RPW】RKJがブリティッシュヘビー級王者宣言!オスプレイの復帰は?- プロレス生活

辻陽太のイギリス遠征が持つ意味は?- プロレス生活

詳細は両記事内で触れていますので、ここでは簡単に概要だけを箇条書きにします。

・RPWにはブリティッシュヘビー級王座とサウスサイドヘビー級王座という2つのシングル王座があった。

・オスプレイ選手が怪我で長期欠場中もRPWはベルト剥奪をしなかった。

・サウスサイドヘビー級王者のリッキー・ナイト・ジュニア選手がブリティッシュヘビー級王座の先代ベルトを持参し、ブリティッシュヘビー級王者を宣言。試合でも「ブリティッシュヘビー級王者」と紹介される。

こうした混沌とした状況でしたが、公式にはオスプレイ選手からベルトを剥奪することもなく、なんとなく2人の王者がいるようなことになっていました。また、イギリスマット界の重鎮であるダグ・ウィリアムス選手が、リッキー・ナイト・ジュニア選手との試合後にリッキー選手がブリティッシュヘビー級王者であることを認めるコメントを残したこともありました。

こうした中、8月15日の新日ロサンゼルス大会RESURGENCEのバックステージでオスプレイ選手はブリティッシュヘビー級王座についても語っています。

新日本プロレスワールドや公式サイトの試合解説、YouTubeのnjpwworldチャンネルではこの部分が全てカットされています。ここでオスプレイ選手が語っていることは、自分が唯一のIWGP世界ヘビー級王者であり、唯一のブリティッシュヘビー級王者であること、そしてダグ・ウィリアムス選手に対しての挑発の言葉です。「老ぼれにしてはいい度胸しているな、でもお前は引退したんじゃなかったのか?あなたがイギリスイギリスマット界にしてきたことに対してはこれまであなたの手を取って感謝してきた。しかし今は、お前が俺のところにやってきて俺の手を取って感謝する時だ。」とまあこんな感じのことを語っています。

そしてRPW旗揚げ9周年興行のセミファイナルで、ウィル・オスプレイ vs ダグ・ウィリアムスのブリティッシュヘビー級選手権試合が組まれました。

タイトルマッチがなぜセミファイナルかというと、この日のメインはリッキー・ナイト・ジュニア vs 海野翔太のブリティッシュヘビー級選手権試合だったからです。

この日はセミファイナルでオスプレイ選手が、メインでリッキー選手がそれぞれ防衛に成功しました。しかし、これまで両者が同時に登場することがなかったことからなんとなく2人チャンピオンがいる状態でやって来られたのですが、さすがにこの状態を続けることはできません。9月19日の大会で王者vs王者の試合が組まれました。

おそらくこの日の統一戦をもってベルトが再統一されることになるでしょう。私はオスプレイ選手の勝利だと予想していますが、どんな結末を迎えるでしょうか。

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IWGP世界ヘビー初防衛戦

ブリティッシュヘビーの場合は、オスプレイ選手が真のベルトを、リッキー選手が先代のベルトを持っている状態でした。IWGP世界ヘビーについては関係性が逆になり、鷹木選手が真のベルトを、オスプレイ選手はレプリカベルトを持っている状態です。公式にはベルトは返上されたということになっているため、オスプレイ選手の主張の根拠が希薄です。しかし、オスプレイ選手はあくまでも自分がリアル王者であるという姿勢を崩しておらず、9月25日、26日にダラス・フォートワースで開催されるSTRONGのAUTUMN ATTACKでのカール・フレドリックス戦を「初防衛戦」だと主張しています。

オスプレイは当面の間は来日しないでしょうから、2本のベルトを持ってイギリスとアメリカを往復することが予想されます。10月16日、17日のSTRONGフィラデルフィア大会にもオスプレイ選手の参戦が発表されていますので、ここでも防衛戦を行うのではないかと推測できます(フレドリックス選手に負けなければ、ですが)。そして、その相手は鈴木みのる選手になるのではないかと予想しています。

オスプレイ選手がこうしてアメリカとイギリスを往復している間は、日本にいるIWGP世界ヘビー級王者と重なることはありません。そのため、しばらくの間は真王者と自称王者が併存していくことでしょう。いずれは東京ドーム大会などのビッグマッチで「統一戦」を行うことになるでしょうが、こうして対立軸を作りながらも交わらない、そして国内と海外でそれぞれタイトルマッチを重ねていくという形は、ある意味では新しい形の世界戦略なのかも知れません。

オスプレイ選手が東京ドームのリングに戻ってくる時はチャレンジャーとしてではなく、もう1人のIWGP世界ヘビー級王者として堂々とベルトを巻いて登場することでしょう。王者に挑戦し、勝利をしてベルトを奪うのではなく、王者vs王者の試合に勝利し、真の絶対王者になるということを目指しているように思えてなりません。

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