メットライフドームでSHOとともに現れるのは?

メットライフドームでSHOとともに現れるのは?

9月4日、5日のメットライフドーム2連戦のカードが発表されました。タイトルマッチは未発表だった分も含めて予想通りのカードとなりましたが、いささかサプライズだったのはSHO選手とYOH選手のスペシャルシングルマッチです。思いのほか早くにカードが組まれたように思います。

唯一かつベストなタイミング

8月16日にYOH選手を裏切ったSHO選手ですが、それ以降は試合を欠場し、スマホ日記やSNS等の更新もありませんでした。完全に雲隠れしている状態です。今回発表されたのはいささか突然だったようにも思いますが、しかしよく考えるとここしかタイミングが無いとも言えます。メットライフドーム大会が終わると、9月18日から10月21日までG1のシリーズが続きます。因縁のある対戦とはいえ、新日本の年間興行の中でも最も注目されているG1クライマックス開催中に組まれるということはもとより考えづらかったわけです。そうすると、早くても次のシリーズのRoad to POWER STRUGGLEが始まる10月24日になります。さすがにお互いに全く顔を合わさないまま2ヶ月間も引き伸ばされると、選手もファンも熱量が下がってしまいます。ですので、まだ裏切りの熱が冷め切らないうちに対戦させるというのは英断でもあり、ある意味では順当な決定でもあったかと思います。

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SHO選手は単独での入場?

SHO選手とYOH選手の対決も楽しみなのですが、SHO選手がどのユニットに所属することになるかということもファンとしては大きな関心事でしょう。SHO選手はメットライフドームでどのような形で入場するのでしょうか?大方の予想としては、ユナイテッドエンパイアに入るのではないかということです。現在の新日本プロレスのユニットを見渡した時、やはりユナイテッドエンパイア入りというのが有力でしょう。所属メンバーが4人と最も小規模であること、そしてジュニアの選手が1人の所属していないことがその理由です。しかし、果たして本当に多くのファンが予想する結果になるでしょうか?

プロレス生活的予想としては、SHO選手はどのユニットにも所属しないままでメットライフドーム大会に登場するのではないかということです。メットライフドーム大会でのYOH選手との一騎打ちはあくまでも個人と個人との闘争、ケジメをつけるための対戦です。ユニットに所属していなくても全く問題なくストーリー展開される状況です。そして次のシリーズはG1クライマックスです。SHO選手がG1に出場するというサプライズがあるならば話は別なのですが、ジュニアのSHO選手にとっては脇役、あるいはオフになるシリーズです。ある意味ではホットな選手がすぐに脇役に回るとは思えません。その次のRoad to POWER STRUGGLEシリーズを飛ばせば、次はおそらく昨年と同様にWTL&BOSJ同時開催となるでしょう。BOSJに参加するとなれば、これもまた個人闘争になりますので、ユニットに所属している必然性はありません。WTLとの同時開催となれば、昨年と同様に前哨戦のタッグマッチも組まれることはないでしょう。

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SHOの戦いの場はLIDET UDF?

メットライフドーム大会以降、少なくとも10月24日まで、あるいはその次のシリーズ開始まで、SHO選手はどこに戦いの場を見出すのでしょうか。プロレス生活では2つの可能性を考えています。1つはLIDET UWFへの参戦、もう1つはアメリカ参戦です。

LIDET UDFとは、7月1日に旗揚げをした新興団体GLEATの興行です。この旗揚げ戦のメインイベントにSHO選手が登場し、UWFルールでGLEATの伊藤貴則選手を葬りました。GLEATには2つの部門があり、通常のプロレスルールで行われるG PROWRESTLINGとUWFルールで行われるLIDET UWFです。GLEATはこの旗揚げ戦以降も定期的に興行を開催しているのですが、旗揚げ戦を除くこれまでの全ての興行はG PROWRESTLINGでのものでした。一方のLIDET UWFの方は、10月9日に旗揚げ戦以来初となる興行が行われます。SHO選手はこの大会への出場に向け、メットライフドーム大会以降は雲隠れしつつ密かにUWFルールの特訓を行うということも考えられます。

もう1つの可能性としては、アメリカ遠征です。9月25日、26日と、10月16日、17日にSTRONG興行が開催されます。メットライフドーム出場後に渡米し、これらの興行を中心に他団体にも出場した後に帰国すると、2週間の隔離期間があったとしてもBOSJに間に合う計算です。STRONGに限らずアメリカではシングルマッチが多いですし、STRONGのリングで戦う場合でもユニット無所属であったとしても特に問題はありません。以前の記事(Roppongi3K解散の先には何がある?- プロレス生活)で、SHO選手はSTRONGに君臨しているチームフィルシーに入ればいいんじゃないかということを書きました。改めて考えると、意外とその可能性も高いのではないかという気になってきます。11月に日本に戻ってからはBOSJですので、国内ひとりチームフィルシーであったとしても問題ありませんし、逆に国内でもチームフィルシーを拡大していくという可能性も考えられます。

しかしながら、やはり本命のユナイテッドエンパイア入りは動かし難いでしょう。ただ、加入するとしてもそれはアメリカでということになるかもしれません。オスプレイ選手はSTRONGマットで9月25日にカール・フレドリックス選手とのシングルマッチが組まれていますが、26日については未発表です。SHO選手がユナイテッドエンパイア入りするとなれば、この辺りでオスプレイ選手のパートナーXとしての登場の線が濃厚なのかなと思います。

一躍時の人に躍り出た感のあるSHO選手ですが、この波に乗ってさらに飛躍することができるのでしょうか。期待しつつ、その時を待ちたいと思います。

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