成田の凱旋帰国のタイミングは?

成田の凱旋帰国のタイミングは?

国内ではG1 CLIMAX 31が開幕し、非常に盛り上がってきております。一方、アメリカでは成田蓮選手が非常に好調で結果を残しつつあります。G1の最中ではありますが、成田選手の凱旋帰国のタイミングについて考えてみたいと思います。

成田の試合結果

現在、LA道場で海外武者修行中の成田選手ですが、海外遠征を開始してそろそろ丸2年になります。コロナの影響で試合ができなかった期間もあるのでこれまでの選手と比較することはあまり意味がないかもしれませんが、通常であればそろそろ凱旋帰国のタイミングとなってきます。ここで、2021年に入ってからの成田選手の試合を振り返ってみたいと思います。まず、以下に判明している試合の一覧を挙げます。STRONGに関しては配信日、それ以外については現地時間です。

1/23 ○成田蓮 vs ●ベイトマン【STRONG】

2/13  ○クリス・ディッキンソン&ダニー・ライムライト vs 成田連&●TJP【STRONG】

2/27  ○成田蓮 vs ●クリス・ディッキンソン【STRONG】

3/20  ○成田蓮 vs ●ミステリオッソ【STRONG】

4/10  ○トム・ローラー vs ●成田蓮【STRONG】

5/1  ○フレッド・ロッサー&成田蓮 vs ケビン・ナイト&アレックス・コグリン【STRONG】

5/8   ○ジョン・モクスリー&クリス・ディッキンソン vs 永田裕志&●成田蓮【STRONG】

5/12  ○成田蓮 vs ●ロイス・アイザックス【AEW】

7/17  永田裕志&○成田蓮 vs フレッド・イェハイ&●ウィーラー・ユウタ【STRONG】

7/24  ○カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ vs 永田裕志&●成田蓮【STRONG】

8/7   ○ロッキー・ロメロ&フレッド・ロッサー vs 成田蓮&●アレックス・コグリン【STRONG】

8/14 ○クラーク・コナーズ&成田&TJP vs フレッド・ロッサー&●ロッキー・ロメロ&ウィーラー・ユウタ【RESURGENCE】

8/17 ○成田蓮&クラーク・コナーズ&TJP vs フレッド・ロッサー&ロッキー・ロメロ&●ダニエル・ガルシア【STRONG】

8/21 ○成田蓮 vs ●The DKC【Baja Star’s USA】

9/11 ○成田蓮 vs ●カール・フレドリックス【STRONG】

9/26 ○成田蓮 vs ●フレッド・ロッサー【STRONG】

試合結果として見つけられたのはこれだけです。16試合中13試合がSTRONG、1試合がRESURGENCEで、他団体出場がAEWに1回とBaja Star’s USAに1回だけとなっています。シングルマッチだけでみてみると、8試合して7勝1敗という成績になっています。

シングルマッチの対戦相手を見てみると、The DKC選手はヤングライオンですので成田選手が勝って当然という相手になりますが、それ以外の選手は成田選手からすると格上に当たります。カール・フレドリックス選手にはヤングライオン杯で成田選手が勝利していましたが、そのフレドリックス選手はすでに出世街道の先を爆進しているため、やはり成田選手からすると格上と言って間違いないかと思います。

当初はベイトマン選手、ミステリオッソ選手、クリス・ディッキンソン選手とSTRONG興行の中でも中堅の位置で活躍している選手と対戦していました。後にSTRONG無差別級初代王者となるトム・ローラー選手には敗れますが、やはり中堅でタッグ屋のロイス・アイザックス選手に勝利しました。最新の2回のSTRONGでは、LA道場の出世頭でSTRONG興行の顔であるカール・フレドリックス選手に勝利し、そしてアメリカ版本隊のボスとも言えるフレッド・ロッサー選手に勝利しています。ここまで来ると、STRONG常連組で成田選手の壁となりうるのは、巨漢のJRクレイトス選手、アメリカ版本隊のもう1人のボスとも言えるブロディ・キング選手、BULLET CLUBのヒクレオ選手、そして一度敗北しているトム・ローラー選手ぐらいでしょうか。

ところで、現地時間9月25日、26日にダラスで開催されたAUTUMN ATTACKでは成田選手がトム・ローラー選手とノンタイトルマッチで対戦しています。この結果は分かりませんが、もしこの試合に成田選手が勝利していたとするならば次はタイトルマッチで再戦となるでしょう。

Advertisement

凱旋帰国はいつになる?

以前、柴田コーチは「成田は突き抜けたものを見せない限り日本に帰さない」という旨のことを語っていました。柴田選手の考える「突き抜けたもの」とはどういうことを意味するのかは分かりませんが、ちょっとやそっとのことでは帰国許可を出さないということは理解できます。同じLA道場で修行を積んでいる上村優也選手は他団体への参戦予定が多く組まれていますが、成田選手はほとんどがSTRONGです。これは指導方針の違いでしょう。成田選手にはLA道場にしっかりと根を張り、STRONGの顔として育てていきたいという考えなのかもしれません。

ただ、いつまでもアメリカにいるわけにはいきません。最速での凱旋帰国となると、WRESTLE KINGDOM 16となります。G1 CLIMAXの優勝決定戦で何かしらの予告VTRが流されてからのWRESTLE KINGDOM参戦となると凱旋帰国の形としてはきれいになのですが、成田選手にはそのような華々しい凱旋帰国は似合わないような気がします。凱旋帰国の予告VTRはともかく、タイミングとしてはやはりWRESTLE KINGDOM 16になるのではないでしょうか。すでにSTRONGで十分に結果を残してきていますし、仮にトム・ローラー選手からSTRONG無差別級ベルトを奪うようなことがあれば逆に帰国のタイミングが延びてしまいます。その次のタイミングというと2月のCASTLE ATTACKや6月のDOMINIONあたりになります。しかし、おそらく新日本プロレスとしては成田選手を本隊エースとして育てたいという目論みがあると思いますので、WRESTLE KINGDOMに凱旋帰国を合わせてくるのではないでしょうか。海野選手とどちらが早く凱旋帰国を果たすのかも注目なのですが、まだしばらくは海外での活躍を見守りたいところです。

他の人気プロレスブログはここをチェック!クリックで応援していただけましたら嬉しいです。


プロレスランキング

鈴木みのる選手のことを知りたいならこの本!